価値創造の迷路から抜け出すために 〜独創はひらめかない を読んで〜
共通部門に在籍しているものの、何をやれば価値を提供できるだろう、と思考の迷路にいる私が、「独創はひらめかない」を読んで琴線に触れた点の一部をまとめてみる。
以下は、一番心に残った部分の引用。
そのアイデアを同僚やスポンサーに説明する場面を想像する。
皆が「すごいこと、考えたなあ」と驚いた顔をする。
その場面が鮮やかに思い浮かんだら、いいアイデアだ。
しかし、「説明しても、あまり納得する人はいないだろうな」
と思うときは、あまりいいアイデアではない。
いろいろ見直せて、やる気も出て、よい本だと思います。
- 作者: 金出武雄
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/11/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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素人発想
ごく身近にある問題に対して、純粋にこうあってほしい、という思いをスタート地点にする。アイデアは出やすくなるし、具体的な目標があるので、「研究が有用な場面を探し求める」必要もない。
思い切って簡単化
本質的部分を除いて「省略」する。最も価値がある研究は、価値ある部分問題を解決する、ちょうど十分な研究である。本質理解の試金石として、論文のメッセージを1つに絞り込めているか確認する。現在の部分問題をちょうど示す、よい例題を作れるとよい。
やりきってみる
周りの目を気にせず、楽天的にやりたいことをやってみる。ためらわずにやりきることで、「何が困難か」わかるようになる。